円形脱毛症の原因と対策

突然、頭皮の一部に円形の脱毛斑ができる円形脱毛症。男性だけでなく、女性や子供でも発症する可能性のある脱毛症です。

円形脱毛症の原因は、まだ完全には解明されていませんが、以下の3つの説が有力です。

  • 自己免疫疾患説
  • 遺伝説
  • ストレス説

本記事では、これらの説について、わかりやすく解説します。

自己免疫疾患説

自己免疫疾患説によると、円形脱毛症は、Tリンパ球と呼ばれる免疫細胞が毛根を異物と認識して攻撃してしまうことで発症します。

Tリンパ球は、本来は体内に侵入した異物を攻撃する役割を担っていますが、何らかの原因で誤って毛根を異物と認識してしまうと、毛根が破壊され、髪の毛が抜け落ちてしまいます。

自己免疫疾患説の根拠として、以下の点が挙げられます。

  • 円形脱毛症の患者の血液検査では、Tリンパ球の働きが亢進していることが確認されています。
  • 円形脱毛症の患者の毛根には、Tリンパ球が集積していることが観察されています。
  • 円形脱毛症の治療に、免疫抑制薬が有効であることが示されています。

遺伝説

遺伝説によると、円形脱毛症の原因には、遺伝的要因が関与していると考えられています。

円形脱毛症の家族歴を持つ人は、そうでない人に比べて発症するリスクが高いことから、遺伝的要因が関与していることが示唆されています。

遺伝説の根拠として、以下の点が挙げられます。

  • 円形脱毛症の双生児研究では、一卵性双生児で発症が一致する率が双生児で発症が一致する率よりも高いことが示されています。
  • 円形脱毛症の患者の遺伝子解析では、遺伝子の異常が見つかったという報告があります。

ストレス説

ストレス説によると、強いストレスが原因で円形脱毛症を発症することもあると考えられています。
強いストレスを受けると、交感神経が優位になり、血管が収縮します。
これにより、頭皮や髪の毛に栄養が行き渡りにくくなり、脱毛につながると考えられています。

まとめ

円形脱毛症の原因は、まだ完全には解明されていませんが、以下の3つの説が有力です。

  • 自己免疫疾患説
  • 遺伝説
  • ストレス説

これらの説は、互いに関連し合っている可能性も考えられます。

今後の研究により、円形脱毛症の原因がさらに解明され、より効果的な治療法や予防法が開発されることが期待されています。

対策

円形脱毛症の治療には、ステロイド外用薬、ミノキシジル外用薬、免疫抑制薬などが用いられます。

また、予防には、ストレスを溜め込まないこと、バランスの良い食事を心がける、頭皮の清潔を保つなどのことに気をつけましょう。

なお、円形脱毛症は、放置しても自然に治癒することが多い疾患です。
しかし、脱毛範囲が広い場合や、治癒しない場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

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