リアルタバコ(紙巻たばこ)の値段が年々上がり、電子タバコ、加熱式タバコが台頭する昨今、他のタバコに比べて、やけに安いタバコがあります。
その名は「旧三級品タバコ」。通称「安タバコ」と呼ばれています。
もくじ
旧三級品タバコとは?
旧三級品タバコとは、低品質のタバコの葉を使った低価格のタバコのことです。
JT(日本たばこ産業株式会社)は法律上、煙草農家が生産した葉タバコを全量買い取り、全てを製品化する義務があります。
そうすると、どうしても品質の悪い葉や、余りの葉などが出てきます。
その葉を捨てるのではなく、低価格で製品化したものが、「旧三級品」と呼ばれる紙巻煙草です。
現在は、「製造たばこ定価法」の廃止に伴い、
今まで一級品と呼ばれていた一級品が「旧一級品」に、
二級品は「旧二級品」に、
三級品は「旧三級品」となりました。
更に旧一級品と旧二級品の区分は廃止・統合されましたが、「旧三級品」だけは特別に廉価に買える煙草として残されました。
日本で販売されている、旧三級品タバコの種類一覧
現在、旧三級品として日本で売られている銘柄は、全部で6種類あります。
- エコー
- わかば
- ゴールデンバット
- しんせい(現在販売されていない)
- バイオレット(沖縄限定)
- うるま(沖縄限定)
echo (エコー)
日本一安いタバコ。
味は安いなりだが、「わかば」よりはマシという声が多数。
タバコの長さは、「わかば」よりちょっと短い。
読み方は「エチョー」ではなく「エコー」
わかば
クセのないソフトな味わいと香りが特徴。
黄色地に若草色の双葉をモチーフとしたレトロ感を醸し出すパッケージデザイン。
全国発売されている旧三級品タバコの中では唯一のロングサイズ(80ミリ)
JT製のフィルター付紙巻たばことしてはロングピースに次いでタール量が多い。
死んだじいちゃんが吸っていて個人的にも懐かしい。
コスパ抜群。
値段の推移
発売日 | 価格 |
---|---|
1966年8月20日(新発売日) 〜2010年10月 |
190円 |
2010年10月〜 | 260円 |
2016年4月1日〜 | 290円 |
2017年4月1日〜 | 320円 |
2018年4月1日〜 | 360円 |
しんせい
ルパン三世の銭形警部が愛飲しているのは、この「しんせい」。
2018年12月に生産中止。
発売日:1949年6月1日
ニコチン:1.0mg
タール:15mg
コンビニ等に売っているリアルタバコ一覧