自分の口臭や体臭のニオイは自ら気づきにくいものです。
2017年のパナソニックによる口臭調査によると、
72%の人が「他人の口臭が気になったことがある」と回答しました。
それに対して「自分の口臭を指摘されたことがある人」は、29%です。
他人のニオイはよく気づく反面、自らの口臭はなかなか気づかないし、他人にも指摘されないという結果となっています。
もくじ
口臭がキツくなる食べ物
日常の口臭ケアはもちろん大切ですが、普段食べる物にも気を使うと口臭や体臭も少なくなります。
ニンニク等匂いのキツイ食材を食べれば当然口臭はキツくなりますが、それ以外にも意外な食べ物や飲み物が口臭に関係するので、いくつか紹介します。
また、これらの食材を食べた後の対処法も併せて紹介します。
ニンニク
とりあえず紹介しておきますが、代表的な口臭原因の食べ物「ニンニク」です。
ニンニクは独特の匂いがありますが、個人的には大好きで匂いも食欲をそそります。
独特の臭いの原因は、「アリシン」という成分で、強い抗菌・抗カビ作用をもつ化合物です。
このアリシンはスーパーで売っている状態のそのままのニンニクには存在しませんが、
刻んだり、すったり、ニンニクの細胞を破壊すると化学反応が起こり匂いを発生します。
ニンニクを煮たり炒めたりしたときの臭いの元もこのアリシンです。
このアリシン食べる前も匂いもしますが、体に吸収されると胃や腸から悪臭を発生する特徴もあります。
食べた後も臭うのはこのアリシンの特性のせいです。
ニンニクの入っている料理
キムチ、餃子、ペペロンチーノ、ガーリックトースト、焼肉のたれ
長ネギ、玉ねぎ、ニラ、あさつき、エシャロット、らっきょう
長ネギ、玉ねぎ、エシャロット、らっきょう等のネギ類、ニラ類もニンニクと同じく臭いの元となるアリシンが含まれています。
- 牛乳
- ウーロン茶
- マテ茶
- ゴボウ
- 山うど
- ホウレンソウ
- プルーン(生)
ブロッコリー、キャベツ、小松菜



ブロッコリー、キャベツ、小松菜等も口臭の原因となります。
これは結構意外ですよね。
ニンニクの匂い成分「アリシン」とは違いますが、これらの素材は「インドール」」という成分が口臭の原因となります。
納豆

納豆も口臭の原因となります。腸内環境に良いとされる納豆菌という細菌が匂いの原因です。
納豆の臭い対策には、においの少ない納豆を選ぶのも対策の一つです。
ミツカン「金のつぶ/におわなっとう」は、納豆のにおい原因となる、
低級分岐脂肪酸が発生しにくい納豆菌で作られているので、普通の納豆よりにおいが少ないという特徴があります。
口臭の原因となる飲み物
アルコール
アルコールを体内に摂取すると肝臓によって「アセトアルデヒド」という有害物質に分解されます。
このアセトアルデヒドが口臭の原因となります。
飲んでる時は感じませんが、飲み過ぎの翌朝、酒臭いのはこのアセトアルデヒドのせいです。
コーヒー

コーヒーに含まれるカフェインが口臭の原因となります。
カフェインは、眠気覚まし、疲労回復、集中力アップなどの効果が期待できますが、舌に張り付くことで口臭の原因となります。
因みにコーヒー抽出カスは消臭効果で有名な活性炭の約5倍のアンモニア吸収率があるそうです。
まとめ
以上、口臭がキツくなる飲食物でした。
口臭が気になるからと言って、食べない訳にもいかないので、こういう食べ物が口臭をつくるということだけでも覚えておきましょう。
【日本人の口が臭い訳】
よく欧米人は体臭がキツいと良く言われますが、
逆に向こうの人からすると日本人は口臭がキツいらしいです。
その理由は、日本人の口腔ケアに対する意識が低いからで、
文化的に見ると欧米人はキスやハグなど他人と顔を近づけることが日常的にある為、
常に気を使っているようです。