ダイソンは革新的な掃除機で知られる英国発のメーカーブランドです。
コードレスやキャニスター、ハンディ、ロボット掃除機などさまざまな製品を展開していますが、一方で使い勝手の悪さから「使いづらい」と指摘されることも多くあります。
本記事では、ダイソン掃除機の具体的な使いづらさについて5つの点を挙げて解説します。
憧れの製品でも、一長一短があることを知っておくことが大切です。
INDEX
ダイソンの掃除機が使いづらい理由5つ
1. 掃除機が重たい
パイプなどの細かい部品を組み付けるコードレスやキャニスター型のダイソン掃除機は、構造上比較的重量があります。大型のものになると3kg以上の重さで、長時間の使用や持ち運びが一苦労してしまいます。
重量のある本体を階段で上げ下ろしたり、両手で持ち上げたりする作業は、思ったより負担が大きくなります。高齢者や女性などでは、使いづらいと感じる大きな原因の一つとなるのです。
2. パイプなど細かい部品が多い
ダイソン掃除機は頭の形をした本体と、パイプや付属ブラシなどで構成されています。つまり、掃除の際には細かい部品を組み立てる必要があります。この部品の多さと組立手順の複雑さが、ストレスになりがちだと指摘されています。
対してゴミを吸う基本動作以外は、コンパクトな構造のスティック掃除機などに比べてかなり手間がかかり、使いづらさにつながっているのです。
3. フィルターのお手入れが面倒
ダイソン掃除機の大きな特長として、サイクロン方式によるフィルターの搭載があげられます。しかし、このフィルターの掃除が意外と大変だと言われています。
フィルターの取り外しが面倒で、水洗いして完全に乾かす必要があり、時間もかかります。フィルターのお手入れをおろそかにすると、吸引力が低下してしまう上に故障の原因にもなりかねません。
このため、頻繁に行うメンテナンスの手間は、使い勝手の良しあしに大きく影響してきます。
4. バッテリー持続時間が短い
ダイソンのコードレス掃除機は、高パワーが故に、バッテリー持続時間が短いのが難点です。このため、大きな家やマンションの掃除には、途中でバッテリー切れになることもあります。
ただし、最新機種では60分持つモデルも存在します。
5. 掃除機本体が高価
ダイソンはハイスペックで多機能なのが魅力ですが、その反面で価格が非常に高めに設定されています。
最新のコードレス掃除機になると9万円以上する機種もあり、思い切った買い替えは一般消費者には敷居が高すぎるでしょう。
価格が高くなると、掃除機を長期間使い続けざるを得なくなり、さらに付属品の交換や修理にもコストがかさむ可能性があります。
費用対効果の面からも、ユーザーによっては「使いづらい」と感じてしまうかもしれません。
さまざまな角度から判断が必要
ダイソン掃除機には上記のような使いづらさがいくつかある一方で、その吸引力や清掃力については高い評価を得ています。
また、長期間の使用に見合った耐久性もあることから、メリットとデメリットを天秤にかけて選ぶ必要がありそうです。
使いずらいと感じるか感じないかは、使用用途や使用頻度、使用環境によっても異なってくるはずです。一概に使いづらいと決めつけるのではなく、さまざまな角度から自分にとってのベストなものを選びたいものです。
よくある質問
ダイソン掃除機はなぜ高いの?
ダイソン掃除機は世界トップシェアを持つプレミアムブランドであり、技術力と品質の高さを買われているためです。それなりの価格設定になるのは避けられません。
重たいなら安い掃除機を選べばいいの?
多機能高性能なモデルは重量が重くなりがちです。
軽いものが良いのであれば、重量のある高機能機はあえて選ばず、使用条件に合わせてコストパフォーマンスの良い製品を使うのも一つの選択肢と言えます。
ダイソン掃除機をメンテナンスしないとどうなる?
フィルターのお手入れが不十分だと、吸引力が低下し、モーター部分にも影響が出る場合があります。
高価な掃除機ですので、メンテンナンスをこまめに行い、長期にわたって使える状態にしておきましょう。
買い換えるなら新しい機種を選ぶ価値はある?
最新機種はさらなる使いやすさの改善がされているケースが多いので、買い換え価値は十分にあると言えます。
ただし、コードレス掃除機の性能については各メーカー競争が激しいので、他の掃除機との比較もすると良いでしょう。
まとめ
ダイソンの掃除機には、バッテリーの持続時間の短さや重量、組立てにくさ、お手入れの手間など、「使いづらい」と感じさせる要因がいくつかありました。
しかし一方で、吸引力の高さやデザイン性、耐久性に優れるという魅力もあり、一概に使いづらいと判断できるものではありません。
経済的なコストや使用環境によっては、ダイソンの掃除機が最適な選択肢となる可能性もあります。
ダイソン掃除機を使う際は、事前に具体的な使いづらさを把握しておくことが重要です。
自分のニーズと合致しているかどうかを判断し、デメリットを上回るメリットがあれば、それを上手に活かせるよう心がけましょう。
ダイソンの価格の高さは確かにハードルとなりますが、品質と実力は保証されています。
利用シーンに合わせて、うまく長期的に活用できれば、決して無駄な買い物にはならないはずです。
Comment