洗濯機は毎日使うものだからこそ、定期的なメンテナンスが大切です。
特に洗濯槽は目に見えにくい場所のため、知らないうちに汚れが蓄積していることも。
今回は、家庭にある道具で簡単にできる洗濯槽の掃除方法をご紹介します。
INDEX
なぜ洗濯槽は汚れるの?
毎日のように使う洗濯槽には以下のような汚れが蓄積されています。
- 衣類についた汚れ(皮脂、食べこぼし、泥など)
- 洗剤やソフナーの残留物
- 石鹸カス
- ホコリ
- 水アカ
- 雑菌やカビ
これらの汚れは放置すると、以下のような問題を引き起こす場合があります。
- 衣類の再汚染
- 衣類の黒ずみ
- イヤな臭いの付着
- アレルギー反応の誘発
- 洗濯機の動作不良
用意するもの
今回は、なんと針金ハンガーとストッキングを使用します。
必須アイテム
- 粉タイプの酵素系漂白剤または過炭酸ナトリウム(500~600g)
- 針金ハンガー
- ストッキング
- お湯(40~50℃)
あると便利なもの
- 洗濯槽クリーナー
- 掃除用スポンジ
- ゴム手袋
- 使い捨て雑巾
掃除手順
1. 事前準備
- 洗濯槽内に衣類や異物がないか確認する。
- 排水ホースの位置を確認する。
- ゴムパッキン部分の目視チェックする。
2. 汚れをふやかす(所要時間:約5分)
- 洗濯槽に40~50℃のお湯を満杯まで入れる。
- 5分ほど洗濯機を運転させる。
これにより汚れが柔らかくなり、落ちやすくなります
3. 漂白剤で汚れを浮かす(所要時間:2~5時間)
- お湯に漂白剤を500~600g投入する。
- 15分ほど運転して漂白剤を行き渡らせる。
- 2時間以上放置(汚れがひどい場合は5時間)
- 漂白剤の種類によって効果が異なるため、説明書をよく確認してください。
4. ハンガーネットで汚れを除去(所要時間:約10分)
- 放置後、10分ほど運転して汚れを浮かび上がらせる。
- 針金ハンガーを輪状に伸ばし、ストッキングを被せてハンガーネットをつくる。
- 浮いてきた汚れをハンガーネットですくい取る。
- ゴム手袋着用推奨。
5. すすぎと確認(所要時間:約15分)
- 脱水して水を抜く。
- 新しい水で洗濯機を運転させる。
- 必要に応じて汚れをすくい取る。
- 水がきれいになるまですすぎを繰り返す。
お掃除のポイントとコツ
タイミング
- 定期的な掃除の目安は2~3ヶ月に1回。
- 以下の症状が出たら要注意:
- 洗濯物に汚れが付着
- 異臭がする
- 槽内が黒ずんでいる
- 泡立ちが悪い
効果的な掃除のために
- 汚れがひどい場合は浸け置き時間を延長する。
- 漂白剤は粉タイプを使用(液体タイプは泡立ちすぎる可能性あり)
- お湯の温度が高すぎると部品を傷める可能性があるので注意。
- 掃除後は槽内を完全に乾燥させる。
各部の特別なケア
- パッキン周り:
カビが生えやすいので重点的にチェック。 - 洗剤投入口:
定期的に取り外して掃除する。 - 排水口:
異物が詰まっていないか確認する。 - フィルター:
こまめな清掃を心がける。
予防のためのデイリーケア
使用後のケア
- 使用後は槽内を乾燥させる。(洗濯槽のフタは開けておく)
- 扉やパッキンの水滴を拭き取る。
- 洗剤投入口を清潔に保つ。
日常の心がけ
- 洗剤は適量を守る(入れすぎは逆効果)
- 衣類のポケットなどに異物が残っていないか確認する。
- 週1回程度は槽洗浄コースを実行する。
- 洗濯物は溜めすぎない。
季節ごとの注意点
- 梅雨時期:特に乾燥を心がける
- 夏場:カビ予防を重視
- 冬場:凍結に注意
トラブルシューティング
よくある問題と対処法
- 黒カビの発生:漂白剤での徹底洗浄
- 異臭:重曹やクエン酸での洗浄を追加
- 排水の詰まり:専門家に相談
- 洗濯物の再汚染:掃除の頻度を増やす
この方法で定期的に掃除することで、清潔な洗濯槽を保ち、衣類も清潔に保てます。
手軽にできる方法なので、ぜひ試してみてください。
日々のメンテナンスを心がければ、大掛かりな掃除の頻度も減らすことができます。
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