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きのこは洗う?洗わない?その疑問を解決!
スーパーで手軽に手に入るきのこ。
あなたは料理する前に洗っていますか?
「洗うと風味が落ちる」という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
今回は、きのこの洗い方について、その理由や種類ごとの洗い方、さらにおいしい食べ方まで詳しく解説していきます。
1. きのこのおいしい秘密:栄養、香り、栽培方法
きのこの魅力は、その豊かな風味と栄養価。
香り高い松茸から、普段使いすい「えのき」「しめじ」「まいたけ」まで、種類によって特徴は様々です。
- きのこの香り:
松茸の香りの主成分であるマツタケオールは水に溶けにくい性質を持っています。
一方、干ししいたけの香りの元となるレンチオニンは水につけると香りが失われやすくなります。 - きのこのうまみ:
グアニル酸やグルタミン酸などのうまみ成分は水に溶けやすいものが多く、水洗いすることで失われてしまう可能性があります。 - きのこの栄養:
ビタミンDやB群、食物繊維、カリウムなど、きのこには様々な栄養が豊富に含まれています。特に水溶性のビタミンB群やカリウムは、水洗いによって失われやすい栄養素です。 - きのこの栽培方法:
きのこは、原木栽培や菌床栽培など、様々な方法で栽培されています。菌床栽培では、清潔な環境で栽培されるため、洗う必要がないものが多いです。
2. きのこは洗わない方が良いの?
きのこは、そのほとんどが洗わずに調理するのがおすすめです。
水洗いすることで、以下のデメリットが考えられます。
- 風味が落ちる:
水に溶けやすい香り成分が流出してしまうため、風味が損なわれてしまいます。 - うまみが薄まる:
水溶性のうまみ成分が失われ、味がぼやけてしまいます。 - 栄養が失われる:
水溶性のビタミンやミネラルが流れ出てしまい、栄養価が低下します。 - 食感が悪くなる:
水を吸ったきのこは、調理時に水っぽくなったり、食感が悪くなったりする可能性があります。
3. 洗ってもOKなきのこもある!
一般的にきのこは洗わない方が良いと言われていますが、例外もあります。
それは「なめこ」です。
- なめこ:
粘り気のあるなめこは、栽培中に付着したおがくずなどを洗い流すために、水洗いすることが推奨されています。
ただし、ゴシゴシ洗うのではなく、優しく洗うようにしましょう。
4. きのこの汚れの落とし方
きのこの種類や汚れの種類によって、適切な洗い方が異なります。
- 大きめのきのこ(しいたけなど):
かさのひだの部分に汚れが付いている場合は、キッチンペーパーなどで優しく拭き取りましょう。 - 小さなきのこ(えのき、しめじなど):
石づきの部分を取り除き、汚れが気になる場合は流水でさっと洗います。 - 天然のきのこ:
虫や汚れが付いている場合は、塩水に浸してから洗いましょう。塩水の濃度は海水と同じくらいの3%~3.5%程度が目安です。
5. おいしいきのこの選び方と保存方法
- 選び方:
かさが開いておらず、傘の裏の色が均一で、きのこ全体がふっくらとしているものを選びましょう。 - 保存方法:
きのこは冷蔵庫の野菜室で保存します。新聞紙に包んだり、キッチンペーパーで包んでから保存すると、乾燥を防ぎ、長持ちさせることができます。
まとめ
きのこは、洗わずに調理するのが一般的ですが、種類や汚れの種類によって適切な洗い方が異なります。
それぞれのきのこの特徴を理解し、おいしく食べられるように工夫しましょう。
ポイント
- きのこは、洗わずに調理するのがおすすめ
- なめこは、水洗いしてもOK
- きのこの種類や汚れの種類によって、洗い方を変える
- きのこは、新鮮なうちに調理するのが◎
美味しくきのこ料理を楽しんでくださいね!
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